大学院日記 2年次編

大学院
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忙しく1年が過ぎ、あっと言う間に最終学年。修士論文を完成させなくてはいけません。

しかしながら2年生の4月時点で何も進んでいません。あと、海外渡航が無理で調査できないので、国内でも調査できるテーマに変えました。

5月に中間発表があるのですが、はっきり言って発表できるものがない状態でした。

周りがどんどん研究を進めて、本調査だの夏までには終わりだの言っているのを聞き流しながら少しずつ焦りの気持ちが湧いてきました。

教育実習

2年次の大きな行事として教育実習がありました。実はこの学校に入った目的の1つは、海外で実習ができることでした。

しかし、この年度は海外での実習はすべて見送りになってしまい、この学校に入った意味の一つが消えてしまいました。

論文のテーマが変更になったことで、本来やりたいことを見失い、教育実習でもこの学校に入った目的が消え、「一体何のためにこの学校へ来たんだろう」と、モチベーションはだだ下がりでした。

その中で、学内で行われた教育実習。

初めて人前に立つことで学内機関での実習とはいえとても緊張しました。

この緊張感を忘れないようにしていたいです。

指導を受けた先生との相性もあるとは思いますが、終了後のレポートを書き終えて順調に実習を終えて、評価も最も良い評価をもらえました。

実習の様子を動画撮っておいたので、数年後に見返して楽しみたいと思います。

修士論文

自分の論文は質的研究で、インタビューを取りそこで語られたものをツールを用いて分析し、結論につなげる、という感じでした。

インタビューさえとってしまえば、わりと1本道だったので、インタビューを取り終えてから書き終えるまでの期間が短かったです。

もっと早くやっておけば楽だったと後になって思いますが、この時はインタビューを取り始めたら後戻りできなくなるので、恐怖でした。

12月のクリスマス前後にドラフトを一気に書き、その後提出締め切りの1月中旬までひたすら修正していました。

振り返ってみると、留学生や自分の論文を見ると「これで修士論文!?」と言われるようなモノでも通るようなので、内容面でそんなに心配しなくてよかったのかも。

最終的な文字数は6万字弱に落ち着きました。

提出したら終わりと思っていましたが、論文審査会後にもずっと修正修正修正。

結局2月末まで、修正地獄でした。

こういった作法とかしきたりみたいなことは一切教わらなかったので、学問の世界では当たり前なことでも一々説明して欲しかったです。

2年次の授業料

2年次の授業料については、1年を通じて全額免除にしていただけました。これは本当に感謝です。

1年次の成績がずば抜けて良かった訳でも無かったので、意外でした。

おかげさまで、2年間のトータル学費は、約30万円とかなり抑えることができました。

こうした国立大学の授業料に対する免除規定は、多くの人が知りません。

特にフリーターなど非正規で雇用されている人で将来的に海外で働きたいと思っている人には、キャリアを積むためのコストのかからない国立院進学はかなりおすすめです。

関西で有名私立に通っていれば、年間130万円の授業料だったので、2年間トータルで300万円程度の出費の覚悟が必要でしたが、

無名なれど、国立に入ったおかげで格安で済んだラッキーでしたし、狙い通りでした。

アルバイトで学費が賄えた上に貯蓄ができたので、かなり充実した2年間になりました。

 

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