大阪市西成区 ホテル来山 宿泊記 

日本
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大阪市西成区のあいりん地区にある格安ホテル(高級ドヤ)のビジネスホテルホテル来山に宿泊したので紹介します。

ホテル来山はドヤと呼ばれる簡易宿所の中では上位の価格帯で、海外からの旅行客やビジネス客が主体のホテルです。

ドヤという言葉になじみのない初級者にもおススメできるホテルです。

今回協力を得て人のいない時間帯にたくさんの撮影をさせてもらいました。

他のレビュー以上に画像多め詳しめで紹介していきます。

予約

予約はネットからの予約が断然得です。

国内の楽天トラベルなどの予約サイトのほとんどと海外系のBooking.com、Agoda、Airbnbと多くのサイトから予約可能です。

またホテル独自の予約サイトもあります。

おススメはBooking.comかAgodaからの予約。

海外系の方が安く出ている印象です。

時期によってはシングル1泊1,400円を切る値段で出ています。

ウォークインなら通常料金でシングル2,400円~。

注意

ホテルは以前北館南館と仕切りと2つのフロントを設けて営業していた名残で今も予約サイトでは「ホテル来山北館」と「ホテル来山南館」に分かれています。

現在は同じ建物同じフロントで営業しているので、どちらで予約しても行くところは同じです。

ただし、デラックスシングル(ダブルルーム)は北館、ツイン和室とスモールツインは南館の予約ページしか出てこないので注意が必要です。

また同じシングルでも北館での予約ページと南館での予約ページで若干値段が違いこともあるので、値段を見るときはなるべく両方見たほうが良いでしょう。

ロケーション

南海の新今宮駅から徒歩5分、JRの新今宮駅まで徒歩2分、地下鉄動物園前駅から徒歩30秒という駅前好立地です。

またターミナル駅でもある天王寺駅まで歩いて10~15分ほどです。

近所にはドン・キホーテや24時間営業のスーパー、複数のコンビニもあります。

客室

シングル洋室

1人用シングル洋室です。

3畳間の広さにベッド、エアコン、テレビ、テーブルがあります。

もちろんWiFiも部屋の中でつながります。

窓有りなのでそこまで圧迫感は感じません。

シングル和室

こちらも洋室と基本仕様は同じ。

ベッドが布団に変わるくらいです。

海外からのリピーターで慣れた人だと結構和室を選ぶようです。

理由は布団を畳んでしまえばスーツケースを開けるスペースができるから。

デラックスシングル

1人または2人用の広めの洋室。

部屋の広さは2部屋分。

テレビも大きくなり、空気清浄機や湯沸かしポットもソファーも付いてます。

一部予約サイトでは「ダブルルーム」として販売。

ツイン洋室

最大3名まで利用可能なツインルームです。

2段ベッド+シングルベッドという構成。

エアコン、テレビ、冷蔵庫の3点セットはシングルと同様です。

ツイン和室

和室タイプは最大3人までの部屋と最大4人までの部屋の2タイプあります。

部屋の広さも違うので値段も異なりますが、基本的な仕様は同じです。

4人部屋のテレビと冷蔵庫が大きいぐらいしか変わりません。

スモールツイン

最大2名までのツインルームですが、「スモール」とあるように部屋は狭いです。

それもそのはず、シングルルームに2段ベッドを押し込んだ造りだからです。

この部屋はとにかく寝るだけという感じになりそうです。

特に身長の高い方は上段が辛いかもしれません。

共用施設

キッチン・テーブルスペース

1F中ほどに自炊のできるキッチンスペースと作ったり買ってきた食事が広げられるテーブルスペースがあります。

24時間利用可。

設備
  • 電気ポット
  • IHコンロ
  • 醤油や油、砂糖、塩などの基本調味料(自由に使用可)
  • 炊飯器(自由に使用可)
  • ざる、ボウル、鍋、フライパン、皿、グラス等(自由に使用可)
  • まな板、包丁(フロントにて貸出)
  • 共用冷蔵庫
  • 電子レンジ
  • 製水器・製氷機・かき氷機
  • トースター
  • 使い捨て割りばし、スプーン、フォーク

手慣れた海外からの家族連れなどのリピーターは近所のドンキやスーパー玉出で食材を買い込んで連日自炊して旅行中の食費を浮かしながら一家団欒してます。

共同大浴場

共同浴場は男女別になっています。

お風呂の営業時間は、夜16:00~2:00と朝5:00~9:30

深夜も遅くまでの営業で朝も早くからの営業とわりと好きな時間に入れます。

浴室

洗い場は5つ。

リンインシャンプーとボディーソープが備え付けであります。

脱衣所

脱衣所のスペースも5つ。

ドライヤーが2つ備え付けであります。

サウナ

なんとサウナもあります。

夜の時間帯だけ(16:00~2:00)の営業です。

シャワールーム

シャワールームは男女共用で4つあります。

24時間利用可。

ランドリー

コイン式の洗濯機と乾燥機が4台あります。

また洗剤はフロントでも1回分小分けパックを50円で売ってます。

フロント販売物

フロントではフルーツ牛乳、カップ麺やお菓子、アイス、洗剤、カミソリ、関空や京都までの割引切符なんか売ってます。

荷物置き場

このホテル、チェックアウト後も貴重品以外のスーツケースなんかを荷物置き場に預けておくことができます。

無料で最大で2週間ほど。

外国人の旅行者たちはこのホテルを拠点にして不要な荷物を預けて身軽にしながら、合間に京都1泊や関東方面の周遊などをはさんで最後に戻ってきて関空から出国と利用してます。

国内LCCの荷物預け費用やコインロッカー代も節約になるのでとても便利なサービスだと思います。

また十分に使いこなせばそれだけでも宿代をペイできてしまいます。

こんな無料のサービスも

朝の時間帯5:00~11:00までは無料のコーヒーが飲めます。

他にも傘の貸し出しや、自転車の貸し出しも無料です。

そのほかお風呂の備え付けのものとは別にシャンプー・コンディショナーのセットの貸し出しがあって、ラックスやダブ、ツバキなど数種類の中から選べるようになってます。

ドヤには珍しく女性専用フロアと女性専用大浴場がある

男性主体のドヤではお風呂があっても女性は好きな時間帯に入れないことほどんどで時間制になっているのが当たり前なのですが、

ここホテル来山は珍しく大浴場がしっかり男女別になっています。

女性でも朝は5:00~9:30、夜は16:00~2:00まで好きな時間帯にお風呂に入れるというのは結構貴重でなかなかポイントが高いと思います。

またフロアも女性専用フロアが設けられていて、各社旅行サイトから女性専用フロア指定のプランが用意されていてそこから予約できるようになっています。

総評

ホテル来山はあいりん地区の中でも高価格帯のホテル(ドヤ)でここより安いところは探せば幾らでもあります。

しかし何か所か他のドヤに泊まってもみましたが、コスパという点ではかなり上位ではないかと思います。

  • 深夜早朝でもお風呂がオープンしていてサウナもある
  • 朝には無料の淹れたてコーヒーが飲める
  • 荷物の預かりもしてくれる

大阪の銭湯の値段を考えると、銭湯2回行ってコンビニでコーヒー買ったらそれでもう1,000円くらいなります。

これに加えて個室で過ごせて2,000円程度と考えると安いなぁと思います。

労働者向けの安めのドヤだとチェックインが終わるのが早くチェックアウト朝9時とか、風呂も夜早い時間に終了とか、日雇いのおっちゃんたちの夜早く朝も早いという生活リズムに合わせてあるのでちょっと使いにくいかもしれません。

個人的には関空からのフライトの前泊や、深夜フライトの日に予約取って昼寝して風呂入るだけで夜にチェックアウトでも使いたいなと思いました。

またマンスリーやウィークリーの料金があったり長期の人は住所置けたりと、比較的長い滞在にも対応してるのでデジタルノマド的な人やフリーランスのクリエーターなんかの人にもいいんじゃないかと思います。

保証人・敷金・礼金要らずでアパートよりめんどくさくなくすぐに長期で借りられます。

目の前の地下鉄の駅から難波や梅田まで1本なので都心部へのアクセスも抜群。

自分自身もまさか日本のこんなところにこんな安い便利な宿があるなんて知らなかったですが、来てみるとなかなか便利な場所で知らなかったのは損なことだなぁと思います。

本当におすすめです。

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