これまで関空へ行く際には近鉄の「名阪まる得きっぷ」を金券ショップで購入してよく利用していました。
しかし「名阪まる得きっぷ」が販売終了となってしまい、どういう切符の買い方がいいのか再び考えるきっかけとなりました。
短期限定のものは紹介を控え、なるべく何時でも買えるもので紹介していきたいと思います。
所要時間はあくまでも目安で、最短で乗り換え等をした場合のものです。乗り換えのタイミングや渋滞等によって大きく変わる可能性があります。
それと、早朝・深夜はダイヤが日中とは違うことが多いので、どれがいいとか全部を一括りで言い切ることはできないです。
追記:
これまで株主優待乗車証によるプランを書いてましたが、
名阪間で使える「名阪ビジネス回数きっぷ」の販売が開始され、「株主優待乗車証」は利用する必然性がなくなりました。
これによって記事の内容を加筆修正してあります。
さらに追記:
「株主優待乗車証」は時期や在庫状況により大幅に価格が変動するので、ビジネス回数切符と値段を比較して安い方を買えば良いと思います。
2020年5月現在は需給バランスの大幅な崩れで価格も崩壊しており、「株主優待証乗車証」が金券ショップ等で1枚当たり1,000円~1,400円売られているので、価格によってはこちらを買った方が安くなります。
ただし緊急事態下であって恒久的はないと考えるため記事中では引き続き「ビジネス回数券」を主に紹介していきます。
近鉄の「名阪ビジネス回数きっぷ」で行く
近鉄+南海
「名阪まる得きっぷ」終了以降、近鉄特急で大阪まで安く行く手段が限られてしまい金券ショップの近鉄の株主優待乗車証の相場が上がってしまいました。
この記事を書いてる現在(2018年8月)、名古屋駅周辺の金券ショップの価格はだいたい2,150円(今後も変動の可能性有)。
(追記:2020年5月現在で1,000円~1,400円程度。)
特急券の通常価格が1,930円なので、名古屋ー難波間の「株主優待乗車証」+「特急券」が合計4,050円です。
2019年に見直したところ、「株主優待乗車証」の名古屋駅周辺の金券ショップの価格は1,900円(今後も変動の可能性有)。
特急券の通常価格が1,930円と合わせると名古屋ー難波間で3,830円です。
そして名古屋ー大阪間で有効な名阪ビジネス回数きっぷの販売が開始され、「株主優待乗車証」よりも若干安く金券ショップ等で購入できるようになりました。
名古屋駅周辺の金券ショップでは1,800円くらい(今後も変動の可能性有)となっており、通常価格の特急券と合わせて3,730円という状況です。
「株主優待乗車証」は伊勢方面にも使えるため区間が限定された「ビジネス回数券」よりも割高になる傾向があります。
近鉄名古屋駅から関空へ行くという視点では「株主優待乗車証」の利用価値は少なくなったのではないかと思います。
2020年5月では緊急事態下で大幅に価格が下落しているので、価格によっては当然利用価値は出てきます。
乗車券と特急券の両方を駅で通常購入価格(4,340円)より安いです。
南海は空港特急ラピートと空港急行の所要時間に大差がないため(特急35分 空港急行45分)、乗車券だけで乗れる空港急行がおすすめです。
南海難波ー関西空港間の乗車券料金は、930円です。
難波駅等で乗り換えをします。
また南海電車も大阪市内の金券ショップなどで回数券のバラ売りをしていて、金券ショップで購入すれば通常料金より少し安く買えます。
乗車券 近鉄名古屋ー近鉄難波 「名阪ビジネス回数きっぷ」1,800円
特急券 近鉄名古屋ー近鉄難波 1,930円
乗車券 南海難波ー関西空港 930円
合計 4,660円
所要時間 約3時間10分~3時間30分
南海難波で乗り換え。近鉄特急は時間によっては伊勢中川でも乗り換え発生の可能性有。
毎時0分と30分は大阪直通(早朝・深夜以外)。
特急券に関しては「名阪チケレス割」の併用がさらにオトクです。
乗車日前日までの購入で300円・当日の購入でも100円の割引の上にポイント還元と3回までの特急の変更ができ便利です。
こちらとの併用で「名阪ビジネス回数きっぷ」+「名阪チケレス割」で近鉄の名阪特急が3,430円ほどとなります。
よって南海の乗車券 南海難波ー関西空港 930円を合わせると、
近鉄名古屋~関西空港までが4,360円となります。
ジョルダン等の乗り換え案内で調べると、
名古屋を毎時0分発の特急は、難波には毎時08分着
南海難波では空港急行はほぼ毎時23分か25分発で、ラピートは毎時30分か35分発がです。
よって、スムーズにいけば空港急行に乗れ、関空にはラピートより早く着きます。
早朝・深夜はダイヤが日中とは違うので当てはまらない場合もあります。
乗車券 近鉄名古屋ー近鉄難波 「名阪ビジネス回数きっぷ」1,800円
乗車券 南海難波ー関西空港 930円
合計 2,730円
所要時間 約4時間30分~
伊勢中川駅等で乗り換え
時間帯によっては、伊勢中川以外でも乗り換えが発生して、待ち時間も様々なので時間に余裕がない限りはおすすめはしないです。
しかし時間に余裕があれば、名古屋ー関空間を2,730円という最安の部類の料金で行くことができます。
特急券に関しては「名阪チケレス割」の併用がさらにオトク
特急券に関しては「名阪チケレス割」の併用がさらにオトクです。
乗車日前日までの購入で300円・当日の購入でも100円の割引の上にポイント還元と3回までの特急の変更ができ便利です。
こちらとの併用で「名阪ビジネス回数きっぷ」+「名阪チケレス割」で3,430円ほどとなります。
スマホのアプリから簡単にチケットの購入からシートマップでの座席に指定・変更ができます。
当日でも使えるし割引もあるので入っておいて全然損はないと思います。
「関西空港レール&バス片道特割きっぷ」で行く
近鉄+リムジンバス(近鉄上本町~関西国際空港)
この行き方は、近鉄が窓口などで売り出して電車乗車券とリムジンバス乗車券がセットになった
「関西空港レール&バス片道特割きっぷ」が安いです。
先に紹介した「名阪ビジネス回数きっぷ」利用でも、
「名阪ビジネス回数きっぷ」1,800円+「リムジンバス」通常料金1,600円 合計3,400円のところ
「関西空港レール&バス片道特割きっぷ」だと、3,270円 と少しだけ安いです。
上本町駅で乗り換えをします。バスの乗り場は上本町駅すぐ横なのでわかりやすいです。
別途で特急券を買えば、特急も利用できます。
名古屋を毎時0分発の特急は、大阪上本町にはほぼ毎時04分着
上本町ではリムジンバスはほぼ毎時10分か30分発で、乗り換えが6分と余裕がありません。
最速乗り継ぎは、大きな荷物があると6分は厳しいので、預け手荷物のないLCC利用者向けかな。
直近のバスを逃すと所要時間がさらに30分近く延びます。
乗車券 近鉄名古屋ー大阪上本町 「関西空港レール&バス片道特割きっぷ」 3,270円
リムジンバス乗車券 「関西空港レール&バス片道特割きっぷ」 付属
合計 3,270円
約4時間30分~
時間帯によっては、伊勢中川以外でも乗り換えが発生して、待ち時間も様々なので時間に余裕がない限りはおすすめはしないです。
上本町の到着時間が出発時間によってまちまちなので、乗るべきリムジンバスの時間等を調べられるようにしておくのをすすめます。
「関西空港レール&バス片道特割きっぷ」には、特典として「関西国際空港内KIXエアポートラウンジ割引券」が付いてきて基本利用料金が20%割引になりますが、無料ですぐ作れる「KIX-ITMカード」を使えば50%割引なのでラウンジ利用を考えてる方は「KIX-ITMカード」の加入も検討してみてください。
まとめ
ここまで近鉄利用のプラン考えてきました。
特に近鉄特急利用は、そこそこ時間に余裕があって少しは快適性がほしい!っていう方におすすめです。
近鉄は特急利用しないとロングシートが続いてなかなかキツイです。
特急を使えばほぼ5,000円で、所要時間も4時間以内にだいたい収まります。
大きく時間に余裕がある人には、近鉄+南海で「名阪ビジネス回数きっぷ」利用がおすすめ。安い!
切符さえ買えばどの時間でも乗ることができ、安いのに高速バスのように満席で売り切れることがない。
思い立ったらすぐ行けて、心配なのは金券ショップでの在庫状況ぐらい。
別で紹介した「ぷらっとこだま」+「関空ちかトクきっぷ」よりも利便性は高いので、
イチオシは近鉄+南海の「名阪ビジネス回数きっぷ」+「名阪チケレス割」利用で近鉄特急利用 4,360円です。
この割引キャーンペーンがいつまでかわかりませんが、
利用できれば合計 4,360円(速達性もある上安くて快適で新幹線+はるか利用よりずいぶん安く)となります。
追記:名阪チケレス割 2020年9月30日まで 参照:名阪チケレス割
安さで対抗となるのは、高速バス利用だと思いますが、
高速バスは早割やキャンペーンなどの事前予約で安く買ってこそ威力を発揮すると思います。
フライト時間から逆算した乗りたい時間のバスの料金が高くなっていたりもよくあります。
その点、電車利用はいつでも買えてほぼ同じ値段なので気軽さで言えばコッチのほうに分があると思います。
ある程度安く、特急券買い足せば快適になって時間もある程度読める、近鉄利用はおすすめです。
ただ、高速バスには夜行便があります。こういう点などバスはバスで別でまとめました。
以上です。近鉄利用はほどよく安くほどよく快適にという人向けだと思います。
大きな荷物を持っている場合はリムジンバス利用の「関西空港レール&バス片道特割きっぷ」も考慮に入ると思います。
慣れない広い難波の駅を迷いそうになるより、駅すぐ横でバスに乗れるのはスーツケース抱えてる人にとってはメリットだと思います。
空港アクセスはどんな交通機関を利用するか、単に料金のみで比較しない方がいいと思います。
荷物の大きさや行く時間帯などのシチュエーションによって何が良いかはそれぞれ変化しますので、自分の旅行スタイルに合わせてぜひ考えてみてください。
皆様の参考になれば幸いです。
追記:近鉄に新しい特急がデビューしてより快適になりました。
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