大学院日記 1年次編

大学院
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大学院の入学が奇跡的に決まり、学校生活がスタートしました。

大学の寮に入ったものの、週末に大阪でのアルバイトも並行して続けていたためかなり忙しい日々が続きました。

この時はコロナ禍であったため、バイト募集は壊滅的で特に進学した地域は過疎地域だったので全く募集のない状態が続いていました。大阪でさえ新規のバイト募集は皆無だったので、この状況は予測でき、既に就いていたアルバイトを辞めるという選択肢はありませんでした。

激務の二重生活

大学院は学部と違いかなり授業は少なく、1日に1つか2つ程度でした。

卒業に必要な授業数は実習やゼミを除くと13個程度で、1年次に必要な授業は終えられる時間割になってました。

前期に関しては、7つの授業をとっていました。

月曜日5限

火曜日1限・3限

水曜日3限

木曜日1限・3限

金曜日4限

そして激務の原因となったアルバイトは、

金曜日22:00~翌8:00

土曜日22:00~翌8:00

日曜日22:00~翌8:00

という感じです。

しかもバイトは大阪だったので、金曜日4限の授業後に高速バスに2時間乗り大阪へ行き、そのまま朝までバイト。月曜日は朝までバイトして高速バスに2時間乗り徳島まで行き、そのまま授業に出るというものでした。

この生活を毎週し続け、夏休みまで休みが1日もない状態でした。

授業以外にゼミもあり当然ゼミ発表もあったので、高速バスの中で論文を読み込んだり夜勤中に宿題のレポートや資料作りをやっていました。

西成ドヤの夜勤はヤバイ客は来るものの、忙しさはそれほどないので何とか両立できました。

かなり忙しく、加えて1週間の半分で昼の生活と夜の生活が入れ替わるなど、生活リズムを整えるのは大変でしたが、期間工時代に日勤と夜勤の交代勤務をしていたので何とか乗り越えられました。

どんこでどんな経験が役立つか分からないものですねぇ。

前期の成績

前期も終わり、夏休み中に集中講義が1つありましたが、難なく終わり成績が発表されました。

この結果は来年度の授業料免除にも影響してくるので、何とかそこそこの成績をとっておきたいところ。

全部で9つの授業とゼミの評価が出ましたが、結果は…

S(90点以上)が4つ、A(80点以上)が5つ、でした。

基本的に母校での成績評定はかなり甘いので、中位ぐらいの成績だったと思います。

とにかく授業の単位を落とさないようにしていたので、ゼミ発表はかなり手を抜いていました。

よく成績を出してくれたと思います。

少し楽になった後期

後期の取れる授業は5つでした。

水曜日は丸1日授業が休みとなってだいぶ楽になりました。また、午前中で終わる日もできて体を休めることができました。

とはいえ後期の授業も落とせないし、成績もギリギリでは来年度授業料をフルで請求せれてしまいますので、手は抜けません。

また発展的な授業も多くなり、授業中の発表機会も増えて資料作りが前期以上に大変になりました。

後期でも相変わらずゼミの手を抜いていたので、このころから周囲との研究進度の差が大きくなってきました。

早い人は本調査に着手しており、先行研究もろくにまとまっていない自分はかなり冷ややかに見られていたと思います。

こちらも生活費や学費のフル請求に備えてバイトしなきゃいけない身なので、その冷たい視線を浴びながら愛想笑いをしてました。辛かったですが、自分が一番状況を理解して選んでいた方針だったので、メンタルを病むことはありませんでした。

忙しい日々を過ごしているうちに、あっという間に時が過ぎ1年が終わりました。

相変わらずコロナの騒動は収まらず、海外への渡航の見通し就かない中で、海外調査が不可欠な自分や周囲の人のテーマは再考を迫られていました。

後期の成績

後期に受けた授業とゼミは全部で6つ。その成績が発表されました。

成績はというと…

S(90点以上)が2つ、A(80点以上)が4つ、でした。

後期ではSを1つ勝ち越して、合計で半数以上はSを取っておきたいところでしたが、残念な結果となってしまいました。

これで1年の合計がS(90点以上)が6つ、A(80点以上)が9つとなって、2年次は教育実習とゼミのみなので、逆転は不可能になりました。

ちなみにAのうち6つが89点で、そのうち同じ先生から4つが89点を付けられていました。

80点も89点も同じ評価なので、正直萎えました。

嫌われていたんのかなぁ…。

終わったものは仕方なく、2年次に他専攻の授業は取れますが、これ以上GPAを悪くするだけだと思ったので、これ以上授業を取ろうと思いませんでした。

1つも落とさずに1年やり切ったの良しとしましょうか。そんな思いでした。

この1年間でたぶん一生分高速バスに乗ったんじゃないかと思います。

1年次の授業料

別のところで授業料について書きましたが、1年次の特に前期の激務については紛れもなく授業料が原因でした。夏前に前期分の免除判定の結果が来ましたが、仮に通らなかった場合は約30万円の一括請求なので、かなりビクビクしていました。学部の成績は絶望的に不良学生だったので、半額でも通れば御の字でした。

結果的には半額の免除をいただいて、後期も同じ書類を提出することから後期の半額免除もほぼ自動的に決まりました。

ありがたかったです。

2年次以降はこの1年の成績で決まるのですが、学部時代の絶望的な成績よりだいぶマシなので、半額以上はイケるんじゃないかとかなり希望が持てました。

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