カンボジアでABA銀行の銀行口座開設を自分一人でやってきました。
カンボジアでの滞在の目的の一つにカンボジアの銀行の口座開設があって、先日プノンペンで無事に口座開設できたので手続きの様子などを書こうと思います。
結論から言えば、口座の開設から通帳とデビットカードの受け取りのすべてが終わるまでに要した時間はたった2日間でした。
事前に調べていた限りでは2週間程度とされていたので、かなりの時間短縮で無駄な滞在コストもかからずゲットできました。
銀行口座開設は2019年6月なので、情報としてはこの当時のものです。
ABA銀行を選んだ理由
口座開設はABA銀行で開設しました。
その理由としては、
- パスポートとゲストハウスの住所だけで口座開設可能
- スマホのアプリがあること
- ATMで入金可能
- 現在カンボジア国内第3位の規模
- 現在事業拡大中
ジャパンデスクのあるプノンペン商業銀行や規模の大きいアクレダ銀行では、現状で口座開設においてはパスポートだけではもう開設できないとのことだったので、ABA銀行を選択しました。
口座開設はABA銀行本店で
場所
年々規則は厳格化しつつある現状
プノンペン市内にはABA銀行の支店がいくつもありますが、本店での開設がオススメです。
実は最初は付近の支店で手続きを始めたのですが、規則の改正で「ワークパーミットなどが必要」と窓口で言われました。
プノンペン商業銀行などと同じくパスポートのみでは開設できない様でした。
行員によれば規則の改正は随時行われているとのことで、昨年ならパスポートだけでも問題なかったが今年はダメとのこと。
そこで近くにある本店で再トライ。
口座開設の可否は行員の裁量次第
口座開設にあたって、窓口でいくつか質問がありました。
- 開設の目的
- カンボジアで仕事をしているかどうか
- 住んでいるところは賃貸なのか、ホテルなのか
その質問の答えによって口座開設の可否が変りました。
質問の後上司らしき人と相談をして、自分の場合はOKとのこと。
本店窓口での流れ
受付で番号札を取る
受付に番号札発行機があります。
分からない場合は「口座を作りに来た」と言えば受付の人が操作して目的に合った窓口の番号を出してくれます。
モニターで番号が呼び出されて窓口へ
呼び出されて指定された窓口に行くと行員が相手をしてくれます。
行員からの質問と私自身の答え
口座開設の目的などを質問されます。
自分が質問されたのは3点
- 開設の目的
- カンボジアで仕事をしているかどうか
- 住んでいるところは賃貸なのか、ホテルなのか
これに対して私の答えは
- 開設の目的は貯蓄
- 現在カンボジアでの仕事は無いが、将来的にカンボジアでの会社設立を考えている
- 現在の滞在先はゲストハウス
これの補足として今回は視察メインのビジネストリップだとして、名刺を相手に渡しました。
相手が必要なのは恐らくもっともらしい理由。
ぶっちゃけ会社の所在や内容について問い合わせたり調査したりはしないので、現地で作った適当な会社の名前と肩書のいい加減な名刺でもたぶん通ると思います。
(ニセ名刺を作ることを推奨するわけではありません)。
だって名刺チラ見してすぐに返却されましたから。
断られた別の支店でも同じような質問があったのですが、その時は
- 開設の目的は貯蓄
- カンボジアでの仕事はなく旅行で来た
- 現在の滞在先はゲストハウス
このツーリストという答えで規定改正の話になり、ワークパーミットなどを持っていないとダメという結論になりました。
口座開設の書類にサイン
口座の開設にOKが出たら、行員が書類を持ってきてそれにサインする作業になります。
パスポートと滞在しているゲストハウスの名刺を渡すと行員の方でPCに登録してくれました。
その間口座の説明や各種手数料の説明、デビットカードかクレジットカードの選択、VISAかMASTERか銀聯の選択をしていきながら
書類の必要個所にサインしていきました。
自分自身はVISAのデビットカードを依頼しました。
あとカメラで顔写真を撮ってどんな顔かも登録しています。
それなので代理人などに書類を預けて作成を代行するとカメラでの顔画像は来店した代理人のものになってしまい、のちのちトラブルになる可能性も否めないので注意したほうが良いかもしれません。
通帳の発行
書類へのサインが終わるとすぐに通帳が発行されました。
キャッシュカードの発行は後日で登録した電話番号へSMSで連絡すると言われました。
この時、いろんなブログなどで見ていたのはカードの発行まで10営業日ぐらいかかるということだったので
しばらくプノンペンで連絡が来るのを待つ生活になるのかなぁと思ってました。
キャッシュカード(VISAデビット)の発行
事前にいろんなブログを読んでいて、そんなにすぐには発行されずに10営業日くらいかかるなんて話を聞いていました。
ある程度の期間は覚悟していましたが、キャッシュカードができたとの連絡は予想外にも翌日のお昼に来ました。
通知は登録していた電話番号にショートメールで送ってきました。
キャッシュカードを渡す際の本人確認にはパスポートではなく先に発行されたPASSBOOK(通帳)が必要になります。
通帳を渡すとすぐにキャッシュカードを持ってきました。
銀行内のATMで登録していた電話番号にショートメールで送られてきた仮パスワードから本パスワードへの変更を登録して、アクティベーションが終わります。
ATMの操作は受付の行員が対応してくれて、アクティベーションも助けてくれました。
アクティベーションが終わると入金や出金ができるようになるので、最低預金額を機械で入金します。
この時カード発行の手数料などが同時に引かれました。
最低預金額は一度入れたらその日に引き出しても問題ないとのことだったので、ATMでの引き出し方の練習がてらその場で一度少額を引き出してみました。
これですべてが終わりました。
上で書いたようにABA銀行の本店で口座開設に必要な日数は2営業日でした。
他のブログ等を見て事前に2週間程度かかると思っていたので、翌日にキャッシュカードもできてたった2日で全ての手続きが終わったのはかなり良かったです。
最低預金額
最低預金額は50US ドルでした。
ただし、これはその場で入金してすぐにおろすことができます。
口座開設時に持って行ったもの
口座開設にあたって銀行へもっていったものは
通帳発行まで
キャッシュカード受け取り時
でした。
雑感~善は急げ
こんな感じです。本人確認書類などを渡して数か所にサインするだけで簡単に口座が作れました。
かかった期間も2日間とバンコクやホーチミンなどに住んでいてちょっとカンボジアで口座作ろうかなという人にもABA銀行はおすすめです。
他にもモバイルアプリもあり、使いこなせばカンボジアでの滞在ももっと便利になります。
また支店では一旦口座開設拒否されていて、まだまだ行員の裁量次第ではあるのですがこれからもっと厳しくなると思います。
カンボジアもいずれタイや中国と同様に以前はパスポートと適当なホテルの住所でも口座開設できたのに今はそんなの無理ということになると思います。
他行で口座開設が厳格化されていてABA銀行でもその流れに乗っていることを考えれば、その日は近いと思います。
現在カンボジアでの口座開設を考えてる方には、なるべく早く開設することをおすすめします。