前回はパクセーからカンボジアへと抜ける前の寄り道でシーパンドンのテッド島に行きました。
今回はシーパンドンからカンボジアへと国境を越えていきます。
とにかく長閑な島です。
何もないの一言ですが、だがそれがいい。
ここは何もしないために来る場所です。
ここでもコーヒーとサンドイッチで遅い朝食。
これがたまらなく至福。
カンボジアへ行くために後ろ髪をひかれながら島を出ます。
再びナーカサンに。
帰りの船もチャーターでしたが、もう一人お客さんがいたため彼とシェアしました。
雨季で赤茶色の濁りを増したメコン川。
船着場から来た時にバスを降りた場所まで行き、カンボジアとの国境までの乗り合いドイサンかバイタクを探します。
最初に声をかけてきたのは若造でしたが、欲をかいたぼったくり価格だったので却下。
暇そうにしていたこのおっちゃんに値段を聞いたらプチぼったくり価格だったので、このおっちゃんに乗せてもらうことに。
カンボジア国境まで25㎞ほど。
おっちゃんの横のサイドカーでコーラを飲みながら気持ちのいいツーリングでした。
何もない中で突如現れるラオス側のイミグレ。
ここは賄賂を要求されることで悪名の高いボーダーです。
ラオス側で要求されたのはスタンプ代として2ドル。
他のブログでは「不当だー!」とか「レシートよこせ」とかで抵抗してる人もいるようですが…
個人的には2ドルなんて子供の小遣いみたいな額で何とも思いません。
むしろ正当な手続きでちゃんとレシート出るけど入国ごとに数千円のビザ取得が必須とかになるよりましです。
そんなわけでボーダーではさっさと2ドル出したら無言であっさりスタンプを押してくれました。
イミグレを出てまっすぐカンボジア側のイミグレを目指して歩きます。
振り返るとラオス側のイミグレ。
カンボジア側の建物のほうがやや立派です。
ちなみにカンボジア側でスタンプを押してもらうのに10分以上かかりました。
お金でも要求されるのかと思ったら、スタンプを押し間違えたようでその訂正で係官が右往左往してたみたいです汗
カンボジアのイミグレを抜けると食堂兼商店兼バスターミナルのような場所がありました。
バイタクが数台いるかな~と期待していきましたが、バイタクは無し。
50㎞先のストゥントゥレンまでバスかミニバンに乗せてもらうことに。
が、ひとつは売り切れ。
藁をもつかむ思いで2つ目を交渉。
これを逃すと今日の便は無くなり、ホテルどころか建物がろくにない場所での野宿が確定してしまいます。
2つ目を聞いたところの答えは、「10ドルだ」でした。
はっきり言って割高、高すぎ。5ドルでも高い。
でも仕方ないので、笑顔で「サンキュー」と言って10ドルを差し出しました。
不満な顔でも見せたら、相手は機嫌を損ねた演技を見せてさらに値段を吊り上げることもできるから。
無理はしない。
ストゥントゥレンまで出てしまえば、プノンペンへの手段は幾らでもある。
旅行代理店ですでにジョイントチケットを買っていた欧米人たちとミニバンに乗車。
途中で運ちゃんが肉を買うために村に寄る。
川を渡るとストゥントゥレン。
町はずれのドライブインで降ろされ、プノンペン組とシェムリアップ組に分けられた。
欧米人たちはパクセーからプノンペンやシェムリアップへのチケットを買っていて、あちこちで乗り換えを強いられてるようだ。
乗り換えの待ち時間も少しあるようで、彼らも街の中心部の銀行のATMまで行くというのでトゥクトゥクをシェアできた。
ストゥントゥレンは、ほんの少しの区画が賑わっているだけの小さな小さな街でした。