ノンカイはタイ東北部の国境の街、ラオスのビエンチャンへのゲートウェイとなる街です。バンコク~ノンカイ間は高速バスも走っているし手前のウドンターニーまではLCCもあって競争は熾烈ですが、足を伸ばしてゆったりしながら行ける上に夜行列車なので宿代を節約できるので旅行者にはなかなか人気の列車です。
しかも最近には新造車が投入されピカピカの車内でより快適になったと聞き、バンコクからラオスへ行く際に乗ってきました。

列車の基本情報
- 距離(バンコクーノンカイ) 621.10Km
- 所要時間 10時間45分
- 料金(バンコクーノンカイ) 2等寝台 下段 998バーツ 上段 898バーツ 1等寝台 下段 1557バーツ 上段 1357バーツ
料金は2018年現在のものです。
2等は通路側とカーテンでの仕切りだけで、1等は2人用個室寝台となってます。
- 編成(ノンカイ方面が1号車)
1号車 電源者
2号車~6号車 2等寝台 6号車は車椅子対応
7号車 食堂車
9号車~12号車 2等寝台
13号車 1等寝台 2人用個室
編成は変更される可能性もあります。
列車時刻表
Bangkok(バンコク) 20:00 発
Bang Sue 20:23
Ayuttaya(アユタヤ) 21:41
Saraburi 22:23
Kaeng Khoi 22:33
Bua Yai 2:40
Muang Phon 3:17
Ban Phai 3:43
Khon Kaen(コーンケーン) 4:17
Nam Phong 4:47
Kumphawapi 5:24
Udon Thani(ウドンターニー) 5:53
Nong Khai(ノンカイ) 6:45 着
旅の始まりはフアランポーン駅

数年後にターミナル機能の移転が予定されているフアランポーン駅。
ピカピカで機能的な新ターミナルもいいけど古きよき感じのこの駅舎、やぱり来るだけでワクワクします。

駅には売店や薬局なども揃っているし、駅前にはセブンイレブンや食堂もあって便利です。
みなさん結構地面に座って過ごしています。ごみが散らかっていたりすること無く掃除もされているようでわりとキレイです。
上の写真の左奥にチケットカウンターがあり、そこでパスポートを出せば切符を直接買えます。
最近はネットからでも買えますが、僕が前日チェックしたときには2等寝台の下段は既に売り切れていました。
なので出発1時間半前にチケットカウンターで買えるか聞いてみて、無ければ仕方なくバスで行くことも考えていました。

チケットカウンターで聞いたところ空席は上下段ともあるとの事で、無事に入手できました。
ネットで買えなくても当日駅のカウンターでは買えるかもしれません。
チケットを購入したのは出発1時間半前でした。

出発まで時間があるのでホームで様々な行き先、様々なクラスの列車を眺めていました。
長距離列車でも快速や急行は安い座席車が連結されているため、地方へ帰る出稼ぎの人や学生の姿を多く見かけました。



いろんな人々や感情が交差するターミナルの雰囲気はとても好きです。


駅前の食堂で豚足煮込みのぶっかけ飯で腹ごしらえ。
日本人のお客も頼めるようにと日本語のメニュー表もありました。
列車の食堂車もいいですが、屋台などで食べたり買って乗ったほうがいいかなと思います。
バンコク駅 出発 20:00


出発に向けて準備が整いつつあります。



さすが新造車、ピカピカで清潔度は申し分ないです。


折りたたみ式のテーブルやドリンクホルダー、電源用のコンセント、読書灯もあって機能的です。


出発後しばらくすると係員が来てベッドメイキングしてくれました。
慣れた手つきであっという間に寝床の完成です。
乗客は皆静かに過ごしていて、大声で電話で話したり音楽やテレビ動画をイヤホンせずに流したりなんて(中国でよく経験した)なくマナーがいいです。
バンコクからの乗車は3割ほど。
バスや飛行機の乗りにくい途中の地方駅からの乗降が多かったです。


アユタヤ、サラブリと停車していき列車は北へと向かいます。
ノンカイ 到着 6:45

目が覚めると列車は緑の大地の中を走っていました。

定刻通り列車はノンカイに到着。
寝台ではぐっすり眠れて快適でした。

ラオスへの旅行者の一部は奥に見えるタナレーン行きの列車に乗っていくようです。
僕は駅からメコン川岸まで散歩がてら歩いて行きました。
少々距離はありましたが、いい運動になりました。




締めくくりはやっぱりコレ。
駅からの散歩でちょっと汗をかいたので余計にウマイ!
寝台列車だと横になれるので到着時にバスほど疲れを感じません。
翌朝から元気に動き回れるのでオススメです。